29歳と10ヶ月。あと2ヶ月で20代が終わる。
そんな2007年の暖冬。乳がんの告知を受けた。

今後どうなるのか、とても不安で仕方ない。
だから自分のため、これを読む誰かのために、私が日々思い
考えることを記録し、経験として綴っていきたい。

これからも穏やかに笑ってすごしたいから、少しずつでも前を向いて生きていきたい。


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045/年の瀬
今年は夏が長かったような気がする。
でも、一年はあっという間。びっくり


6月の南の島から始まり、10月末にまた南の島に行った。
ざっと1年の半分、今年は夏だった。嬉しい


3月まで治療をしていたものの、体力や髪の毛が戻りつつある今年は、
まさに鬱憤を晴らす1年だった。ジョギング


体が動くよろこびを味わいつつ生活してきたから、
楽しいなおさら、とても良い年だったように思う。


生活をしながら、自分の心に寄り添って喜怒哀楽を共にすること。

しんどいときもあるけど、こんなにも自分に正直に
生活を出来た事って、今までなかったかもしれない。

一人のときも、誰かと時間を過ごすときも、
すべてがキラキラぴかぴかしていたような、そんな気もする。


そして、そんな時は、
ラブ「ああ私ってやっぱりたくさんの人に支えられてる」って何度も思う。


精神的に不安定になって
その大切な人たちにアタってしまえば、激しい自己嫌悪に陥る。悲しい

それでも、みんな私を見守ってくれる事に気がつく。。

その繰り返し。

疲れるけど、今はその感情の波とうまく付き合うしかない。

それでもいつか、おだやかな日々がくる事を願って、
そうなれるようにのんびりと進んで行くことが、今後の課題。チューリップ


来年はまず、桜の季節まで。

そしてまた、夏を過ごして、年末を迎えれますように。。。


ただ、それだけが今の願い。女


043/夏の終わり
おてんき暑かった8月もあっというまに終わったしょんぼり

去年の夏は、薬の副作用の恐怖と、思うように動かない体を
どうしようもなく悔しく思ってたのに悲しい人間て、うまく出来てるな。。

自分がそれを乗り越えてきたなんて、今は到底思えない。


ただ、体の傷をまじまじと見たり、がんという言葉を見たり聞いたり、
病院での検査をするたびやっぱり大きな恐怖心が、頭をよぎる。



でも、驚くほどに元気で、快活な夏を過ごせたグッド
女そんな自分でよかったなと、ほんとに思ったりした。


汗くそあちーけど、やっぱり夏も大好きだな。


今年夏を楽しめたことに、心から感謝。


生きてるって当たり前のことじゃなく、やっぱりすごいことだよなって
真夏の太陽を浴びながら、冷たいスイカをほおばりながら、思ったり。


初めて着た浴衣も、とても良いものなんだって感じれたし
拍手そんな風情で見る花火なんて最高だったし、
それをかわいいよって褒めてくれる彼氏が横に居てくれたりラブ
一緒に旅行して、大騒ぎできる友達もたくさん。。


・・・あ〜、私ってたぶん幸せなんだわよつばのクローバーって思いが
何度となくやってきた夏だった。

ほんとにほんとに、色々ありがたいな楽しい

もう今は、残暑とはいえやっぱり秋の風を感じる。


でも、食欲も、遊びも盛りだくさんの季節。

不安な気持ちも、どうしようもなく凹む夜もあるけど、
泣きながら、それでも笑って生活していきたい。女

またしばらく楽しもうるんるん
042/忘れるということ
放射線が終わって3ヶ月半。


6月の終わりごろ髪の毛も、だいぶいい感じになってきたから、
一ヶ月間、一人旅に出てきた。飛行機

そろそろ脱、モンチッチ。

彼氏にもお留守番してもらって、これぞ大好きな時間の過ごし方!



去年1年間、この旅を目標に頑張ってきただけに、
たまにある検査も、ひっかかりませんようにと、祈るような気持ちで
ひとつずつクリアする。

本当に何か先に楽しみを作る事って大切だ。女



やっと行けると決まったその日、なんとも言えない
ほっとした嬉しい気持ちでいっぱいになった。


場所は、関東よりもかなり早く、梅雨があけた南の島。嬉しい

前に来たときは、病気の体を知らず、のんきに遊んでた。


今回は、毎日水泳海に入って数時間遊んで、魚
現地の人とも遊び、いろんなご飯を食べて、ドライブをして。


この1年間の憂さを晴らすように。毎日毎日、ずーっと遊んでやった。グッド

ただ一つお酒を飲み過ぎないこと、そして無理をして遊ばない事。
それだけが前と違う。


でも、それで充分だった。


こっちに居るときよりも、確実に毎日体力を消耗し、疲れているのに、
こっちで生活してる時に感じた、
心身ともに感じる痛みのようなものが無かったから。


頭の中を占領していた、自分の体にあった病気のこと、
これからの不安、そういったものをちゃんと忘れて、楽しい
ただただ毎日自分が元気で居られることだけを感じて、生活できていた。



そして、もっともっとずーーっと元気でいて、

こんな美しい風景や、風の気持ちよさや、人の笑顔も
そんな事をたくさん見たり、感じていたいなって、そう思えた。



病気という事にとらわれすぎて、いろいろなことを忘れてたのかもしれない。



いろんな事を、病気のせいにしてなかったか、
周囲の人の優しさを、粗雑に扱っていなかったか、
何よりも、自分が生きることに後ろ向きになってなかったか。しょんぼり



たくさんの事を、自身に問い直し、
もう一度、ちゃんと自分を見つめ直したくなった。



心は本当は、そんなに強くない。
未だに、どうして私なのって泣きたい気持ちや、これからの不安は
ずっとずっと消えていない。



だけどやっぱり、それでも進むしかないから、
私はまたいつか旅に行けるように
働いたり遊んだり歌ったりしながら生活して行こう。


うっすらとホンワリと、そう思った。嬉しい


でも、帰ってきて行った放射線科の定期検診
「・・この日焼けは何ですか・・!?
日焼けだけは気をつけてくださいよっっむかっ」と
そうとなお叱りをうけてしまった。。

今後、気をつけよう・・・悲しい
039/仕事と彼氏
桜も散ったここ最近。

嬉しい治療からも解放され、体力も回復してきた。

だんだん平日にじっとしてられなくなり、仕事を始めてみた。


というか、再開させたというのか、
以前からずっとやっている職種での、派遣業。

深夜から朝までは当たり前のような業界だけど、
そこまでもうやる気はない。


だから、時間を守ってくれる会社を選んだ。
多少の残業はしかたないけど。


楽しい久しぶりの通勤電車。また社会と接しはじめた実感が湧く。



生活にハリがでてきたそんなある日。

最近よく遊んでた男友達から、告白された。びっくり


・・・だけどしょんぼり

彼は病気のことを知らず、
私が今カツラをかぶっていることも知らない。


色々隠していることがあるから、
自信をもってつきあえないということを、きちんと伝えた。


でも彼は
「何を隠してるかしらないけど、俺はちょっとぐらいの事では
動じないから。2人でゆっくり乗り越えてけばいい。安心して。」


といった。


本心はそうであっても、真実を知ったときにどうなるか、
話をするまでは、憂鬱な毎日だ。



だけど、その日からその人は私の彼になった。



まだほんの数日、ちゃんと会って話せてないけど
今後、そんな風にいってくれる人と、出会えないかもしれない。



ラブそう思ったら、ありがたさと、出会えたことへの感謝で
また胸がいっぱいになった。


病気になって、人の縁をとても強く感じて
それを普通とは思わなくなっている自分がいて、


誰かを大切にしたいとか、大切にされてる、とか
そう感じれることが、今はとってもうれしい。



去年、一年間のがんばったからグッド
ここへ来て、たくさんの素敵なことがおきてる。


普通の事が、一番幸せな気がする。
038/快気祝いと保険
全治療が終わって、3週間。

約80万の医療費に驚いた びっくり 確定申告も無事終わり、

日々、春のあたたかさを感じ、自分の体が動くことに感謝する。


桜の開花予報が出た頃、母の計らいで、
3泊4日の旅行に行ってきた。


快気祝いってやつだ。嬉しい


久しぶりの遠出、そして飛行機。


小学生みたいに、数日前から眠りが浅くなり、
前日はほとんど眠れずに行ってきた。


おいしい物をたくさん食べラーメンおでんビール
たくさん歩き ジョギングいっぱい買い物をした。


この1年間の経験があったから、旅がさらに特別な感じがした。グッド


母に感謝。ありがとう。



旅から帰ったら、郵便が届いてた。


乳がん患者が入れる保険に入ろうと、審査をしてもらっていたのだ。


私は、まだ自分がそんな病気になろうとは、1ミリも思っていなかった。
普通の保険以外は入っていなかった。



この保険はステージによって、
術後1年で入れるか3年半からになるか決まる。


私は、2.0センチの腫瘍があった。
ちょうど境目の数値のため、先生の診断書がものを言う。


かなり気掛かりだったが、結果、審査は通った。

保証開始はまだ先の7月からになるみたいだ。


金額は、30歳の1年目は「月額12,770円」


びっくりこれは高い。悔やんでも仕方ないけど、やっぱり高い。。悲しい

こんな保険は使わないからいらない。と言えるほどの自信があればいい。

でもやっぱり今の自分の頭では、もしもの事を考えてしまう。


計算したら3年で約45万円。

でも、しかたない。安心料として支払っておくと思う事にする。



それはもう割り切って、次は社会復帰に向けて動くんだ。


まずは満開の桜を見て、仕事探して、あとは髪の毛がもう少しのびてくれれば・・

私はもっと笑って過ごせる楽しい