29歳と10ヶ月。あと2ヶ月で20代が終わる。
そんな2007年の暖冬。乳がんの告知を受けた。

今後どうなるのか、とても不安で仕方ない。
だから自分のため、これを読む誰かのために、私が日々思い
考えることを記録し、経験として綴っていきたい。

これからも穏やかに笑ってすごしたいから、少しずつでも前を向いて生きていきたい。


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050/自分へのつぶやき
なんだかんだしているうちに、あっという間に夏が終わってしまった

季節に1度になったこの日記も、
読み返せば たくさんの想いを綴っている。


こないだ2年6ヶ月検診を受けた。

長いような短いような、そんな期間だ。


病気が発覚してからというもの、たとえば1年だとか先の事が
うまく考えられなくなっている。

考えたいけど、それと共に再発の不安が一緒にくっついてくる


そして、前よりも色々な事に強い欲求を持たなくなった。


表現しづらいけど、たとえば今とても大きな自己投資をする。
だけど将来、私は生きているのかとか、
これをしたり、考えた先に私という人間がちゃんと健康であるのかとか。


ネガティブな感情ではなく、先を考えたときに、
無意識にただ漠然とセットになっている

そんな無感情な感覚が常につきまとう。


だけど、日々は笑ったり泣いたり、それなりに過ぎている。


治療中は、普通の日常ということが一番だと思った。

今、まさに私は何も不自由なく、体も元気 仕事も恋愛 もできている。


たぶんそれでいいんだけど。いいんだけど。。。って。




色んな事は、心の持ちようで何とでもなる。


自分の幸せは、自分が決めるしかない。

とても沢山のものを手に入れてるのに、それをそう感じないのは
たぶん自分の何かがひねくれている


私はまた、それを忘れていた。繰り返してる。


仕事はできるだけ頑張った。

でもその反面、心配してくれた家族には連絡もとらず、
友達には愚痴を言い、彼氏を困らせた。


今日はピンクリボンの日。
yahooのサイトがピンクで、思い出した。
乳がん患者なのに、忘れていた


あんなにも助けられてきたのに、
元気で生きている事が、何よりも大切なものだと身を以て感じたのに。



また振り出しに戻って、自分を改める
何度も繰り返すかもしれないけど、そのつど心に刻もう。


悲しい顔をしている人を見たら、できるだけその悲しみを和らげてあげよう。

愚痴を言いたい人がいたら、少しでも聞いてあげよう。

泣いてる人を見たら、泣き止むまで隣に居よう。

楽しい時は、一緒に笑ってもっと楽しくしてあげよう。




ともに生きる人たちを、大切にすることから始よう。

それが、今の私ができること