29歳と10ヶ月。あと2ヶ月で20代が終わる。
そんな2007年の暖冬。乳がんの告知を受けた。

今後どうなるのか、とても不安で仕方ない。
だから自分のため、これを読む誰かのために、私が日々思い
考えることを記録し、経験として綴っていきたい。

これからも穏やかに笑ってすごしたいから、少しずつでも前を向いて生きていきたい。


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042/忘れるということ
放射線が終わって3ヶ月半。


6月の終わりごろ髪の毛も、だいぶいい感じになってきたから、
一ヶ月間、一人旅に出てきた。飛行機

そろそろ脱、モンチッチ。

彼氏にもお留守番してもらって、これぞ大好きな時間の過ごし方!



去年1年間、この旅を目標に頑張ってきただけに、
たまにある検査も、ひっかかりませんようにと、祈るような気持ちで
ひとつずつクリアする。

本当に何か先に楽しみを作る事って大切だ。女



やっと行けると決まったその日、なんとも言えない
ほっとした嬉しい気持ちでいっぱいになった。


場所は、関東よりもかなり早く、梅雨があけた南の島。嬉しい

前に来たときは、病気の体を知らず、のんきに遊んでた。


今回は、毎日水泳海に入って数時間遊んで、魚
現地の人とも遊び、いろんなご飯を食べて、ドライブをして。


この1年間の憂さを晴らすように。毎日毎日、ずーっと遊んでやった。グッド

ただ一つお酒を飲み過ぎないこと、そして無理をして遊ばない事。
それだけが前と違う。


でも、それで充分だった。


こっちに居るときよりも、確実に毎日体力を消耗し、疲れているのに、
こっちで生活してる時に感じた、
心身ともに感じる痛みのようなものが無かったから。


頭の中を占領していた、自分の体にあった病気のこと、
これからの不安、そういったものをちゃんと忘れて、楽しい
ただただ毎日自分が元気で居られることだけを感じて、生活できていた。



そして、もっともっとずーーっと元気でいて、

こんな美しい風景や、風の気持ちよさや、人の笑顔も
そんな事をたくさん見たり、感じていたいなって、そう思えた。



病気という事にとらわれすぎて、いろいろなことを忘れてたのかもしれない。



いろんな事を、病気のせいにしてなかったか、
周囲の人の優しさを、粗雑に扱っていなかったか、
何よりも、自分が生きることに後ろ向きになってなかったか。しょんぼり



たくさんの事を、自身に問い直し、
もう一度、ちゃんと自分を見つめ直したくなった。



心は本当は、そんなに強くない。
未だに、どうして私なのって泣きたい気持ちや、これからの不安は
ずっとずっと消えていない。



だけどやっぱり、それでも進むしかないから、
私はまたいつか旅に行けるように
働いたり遊んだり歌ったりしながら生活して行こう。


うっすらとホンワリと、そう思った。嬉しい


でも、帰ってきて行った放射線科の定期検診
「・・この日焼けは何ですか・・!?
日焼けだけは気をつけてくださいよっっむかっ」と
そうとなお叱りをうけてしまった。。

今後、気をつけよう・・・悲しい