29歳と10ヶ月。あと2ヶ月で20代が終わる。
そんな2007年の暖冬。乳がんの告知を受けた。

今後どうなるのか、とても不安で仕方ない。
だから自分のため、これを読む誰かのために、私が日々思い
考えることを記録し、経験として綴っていきたい。

これからも穏やかに笑ってすごしたいから、少しずつでも前を向いて生きていきたい。


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039/仕事と彼氏
桜も散ったここ最近。

嬉しい治療からも解放され、体力も回復してきた。

だんだん平日にじっとしてられなくなり、仕事を始めてみた。


というか、再開させたというのか、
以前からずっとやっている職種での、派遣業。

深夜から朝までは当たり前のような業界だけど、
そこまでもうやる気はない。


だから、時間を守ってくれる会社を選んだ。
多少の残業はしかたないけど。


楽しい久しぶりの通勤電車。また社会と接しはじめた実感が湧く。



生活にハリがでてきたそんなある日。

最近よく遊んでた男友達から、告白された。びっくり


・・・だけどしょんぼり

彼は病気のことを知らず、
私が今カツラをかぶっていることも知らない。


色々隠していることがあるから、
自信をもってつきあえないということを、きちんと伝えた。


でも彼は
「何を隠してるかしらないけど、俺はちょっとぐらいの事では
動じないから。2人でゆっくり乗り越えてけばいい。安心して。」


といった。


本心はそうであっても、真実を知ったときにどうなるか、
話をするまでは、憂鬱な毎日だ。



だけど、その日からその人は私の彼になった。



まだほんの数日、ちゃんと会って話せてないけど
今後、そんな風にいってくれる人と、出会えないかもしれない。



ラブそう思ったら、ありがたさと、出会えたことへの感謝で
また胸がいっぱいになった。


病気になって、人の縁をとても強く感じて
それを普通とは思わなくなっている自分がいて、


誰かを大切にしたいとか、大切にされてる、とか
そう感じれることが、今はとってもうれしい。



去年、一年間のがんばったからグッド
ここへ来て、たくさんの素敵なことがおきてる。


普通の事が、一番幸せな気がする。