全ての治療が終わった。。おひな様の日に終わった。。
手術は去年の3月7日。今日は3月3日。
ほんとに丸1年かかった。
発見から告知までのあの日々が嘘のようだ。
実感もなく、リアルじゃないまま色んな事が動きだし
精神も不安定で、家族には八つ当たり
友達には泣きながら話すような日々。
なぜ自分だったのか、どうしてこんなに若くから
一生の不安を背負わされなきゃならないのか、
不安と恐怖と怒り、悲しみと絶望、良い事なんて一つもなかった去年の春。
大好きな桜さえ、憎たらしく見えた。
たくさん悲しい思いもしたし、
もう一生分の辛さを味わったような1年だった。
辛い副作用もがんばって乗り越えた、
遊びたい気持ちも、一生懸命おさえて治療を優先した。
もし神様がいるんなら、
今年は絶対にステキな1年じゃなきゃだめです。
自分にはわりと厳しい私だけど、今回の治療に関しては本当によく頑張った。
褒めてあげるんだ。
今後、再発や転移の不安は常に付きまとう。
ちょっとした痛みや、体の異変が、すぐにそれじゃないかと不安に陥る。
そんな風に生活してかなくちゃいけないけど、ベストは尽くした。
普通の事を、普通にできる今は、すごいんだって分かった。
周囲の人が、どれほど自分を思ってくれてるのか分かった。
そこに存在してるって事だけで、その人や自分を大切にしたいと思った。
生きていて、出会う事ができて、一緒に笑ったりできることは奇跡だ。
大げさだけど、それくらい自分も周囲の人も
大切にしたいと思わされた。
今後は、この病気と一生付き合っていかなくちゃ行けない。
もしかしたら、3年後普通の生活をできてないかもしれないし、
もしかしたら、80歳までピンピンしてるかもしれない。
こればっかりは、本当にわからないし、怖いことでもあるけど、
今日という1日を大切に、笑って過ごす時間をたくさん作って
そうやって生活をして行きたいと思う。