会社を辞め、プー太郎になってからというもの、
あれほどやりたかった事があったはずなのに、
ヒマすぎる毎日を送っている。
時間や、やりたい事があっても、
大きな行動や、出費ができない最近のこの状況。
もともと、ジッとしていられない性質。
そして、一人暮らしなだけに、
誰とも会わなかったり、話さなかったりする日が多くなると、
孤独になったり、悲しくなったり、ひどい精神状態になる。
だからここ数カ月は、何かにハマり何かを常に作っていた。
家具。カーテン。アクセサリー。お惣菜。
そして、作り終えてやる事がないと、
自転車で走り回ったり、散歩、ウィンドーショッピング。
映画に読書。
・・・治療中の人たちは、一体どうやって過ごしてるんだろう。
ふと疑問に思う。
たぶん、私は相当アクティブだ。
多少、体がしんどくても、遊ぶ心に負けてしまう。
だけど、無理して動く事は、今はダメなのかもしれない。
そんな事を思いながら、今日は本屋に立ち寄った。
誰とも話さなかった一日。何だかさみしいな。。
ぼーっと棚を見ていたら、鈴木ヒロミツさんの
「余命三ヶ月のラブレター」という本が目に入った。
そういえばこの人、最近亡くなったんだった。
そう思って本を開き、立ち読みしたまま泣いてしまった。
「皆さま、どうか楽しむために生きてください」と最後に書いてあった。
死を前にした人が、そう書いた。
本当にそれを伝えたいんだって、伝わってきた。
私はまだ笑う事もできるし、楽しめる時間もある。
時間があるってことは色んな可能性だって、たくさんある。
何か、とっても落ち込んだり、悲しかったりもするけど・・
そうだよなぁ、そういうことだよなぁって。
帰り道も泣きながら帰ってきてしまったけど、そう思えた夜だった。