29歳と10ヶ月。あと2ヶ月で20代が終わる。
そんな2007年の暖冬。乳がんの告知を受けた。

今後どうなるのか、とても不安で仕方ない。
だから自分のため、これを読む誰かのために、私が日々思い
考えることを記録し、経験として綴っていきたい。

これからも穏やかに笑ってすごしたいから、少しずつでも前を向いて生きていきたい。


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016/自由の身 縛られる心
その日、一週間ぶりに、シャワーを浴びた。
ろくに体も洗えなかったけど、最高に気持ちよかった。

脇についた管が取れただけで、
こんなにも開放的な気分になるんだ。。
ドレーンが取れた翌日、
病院の施設も、退出する事ができた。



しかし、街を歩けばその騒がしさに驚き、
駅のアナウンスの大きさに、耳をふさいだ。
いつもなら、普通にできていたことが、
病み上がりの体には、それぞれがとてつもなく負担になる。


乳がん経験者は、誰もが味わうだろう、腕の不自由さ。
取れるはずの物が、取れない。
持てるはずの物が、持ち上がらない。

普通の生活を再開させると、
思うように動けないもどかしさが、つきまとった。

イライラしていた。



施設を出てからの数日間は母の家で、お世話になり、
料理をしてもらったり、身の回りの色々をしてもらった。

だけど、自分の動かない体と、
弱ってしまっている精神力から、
迷惑をかけているんじゃないか、
こんなこと面倒くさいのではないか、

母に対しては、申し訳ないような、
自分には、自身を卑下してしまうような、
そんな気持ちばかり持っていた。
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